ビットコインコア開発者とビットコインシステム参加者ってなに?

ビットコインコア開発者とビットコインシステム参加者

ビットコイン関係の記事をあさりながら勉強中のマグナム(@kasoson)です。

ビットコインって中央集権型でないにせよ、一体誰がルールを決めてるの?って疑問に感じたことはありませんか?

そこで、ビットコインのルールを決めたりする上で必ず出てくる【ビットコインコア開発者】などについて、少し勉強してみましょう!



ビットコインコア開発者って?

ビットコインは、もともと「サトシ・ナカモト」という謎の人物によって開発されました。

「サトシ・ナカモト」の正体は不明ですが、ビットコインの設計書は公開されていて、技術の進歩によって明らかになるコードのバグや設計をよりよいものにしようとする人たちがいます。

その人たちが【ビットコインコア開発者】と呼ばれる人たちで、ビットコインがより使いやすく便利になるよう、日々開発を行っています。

そして、ビットコインのルールを決定しているものが【Bitcoin Core】と呼ばれるプログラムで、この【Bitcoin Core】を修正できるのが、ビットコインコア開発者に選ばれている数少ない人たちというわけです。

ビットコインシステム参加者って?

ビットコインコア開発者の他に、ビットコインのルール変更に関係する人たちが【ビットコインシステム参加者】になります。

【ビットコインシステム参加者】は一部のマイナー(採掘者)やビットコイン事業者などで構成されます。

どのようにしてビットコインのルールが決まるの?

ビットコインのルールの変更は、つまり【Bitcoin Core】の変更になるわけですが、ビットコインコア開発者が勝手に変更できるわけではありません。

まず、ビットコインのルールを変更するためには、ビットコインの【改善提案】を提案するところから始まります。

ビットコインに対する【改善提案】は「BIP(Bitcoin Improvement Proposals)」といって、誰でも提案することが可能。

有益な【改善提案】であれば、議論を経て、ビットコインコア開発者やビットコインシステム参加者の賛同を得られた段階でビットコイン開発者が【Bitcoin Core】を修正し、あたらしいルールが適用されるようになります。

賛同が得られなかったらどうなる?

改善提案をして賛同が得られなかった場合、改善案に賛同している人たちは、新たなビットコインを作り出すこともできるのですが、取引処理計算をしてくれるマイナー(採掘者)がいなければ、新しいビットコインは意味のないコインになってしまいます。

ビットコインは、ルールの決定についても取引の正当性の保証についても、これまでの中央集権型ではなく分散型で絶妙なバランスを保って運用されているということです。

ということで

ビットコインは、取引量の増加に伴い【スケーラビリティ問題】がネックになってきているわけです。

その問題を根本から解決する方法として、

ライトニングネットワーク

というものの開発が進めめられています。

これは、ビットコインのブロックチェーン上で取引を行うのではなく、オフチェーンという処理を行うことで、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決しようとするものです。

この技術が進めば、ビットコインはもっと便利になって、さらにその価値を高めていくのではないかと思います。

ブロックチェーンの技術はまだ始まったばかりなので、これからどんどんと便利になり、わたしたちの生活に入り込んでくるのは間違いありません。

よくわからないからと避けるのではなく、積極的に新しいものを取り入れていきましょう!