【Ledger nano S】ファームウェアアップデートで”MCU firmware is not genuine”と出た時の対応
寒すぎるので部屋にこもっているマグナム(@kasoson1)です。
といっても、普段から部屋にこもってることのほうが多いんですけどw
先日【LedgerNanoS】のファームウェアアップデートのやり方を紹介しましたが、
その数日後に、正規日本代理店の【株式会社Earth Ship】から
【アップデート中のエラー表示】”MCU is not genuine”という表示が出た場合について
というメールが届き、公式サイトに対応方法が紹介されていたので、シェアしておきます。
ファームウェア1.4.1へのアップデート中に”MCU is not genuine”という表示が出た場合
セキュリティには問題がない
“MCU firmware is not genuine“という表示が出るのは、ファームウェアアップデートの途中に起こるそうですが、セキュリティ状は問題ないとのことです。
私自身、その状況にはなっていないのでわからないのですが、
genuine
という単語自体が【本物】とか【純正】という意味なので、
【正規品じゃない】なんて表示が出るとびっくりしますよね。
通常【LedgerNanoS】のアップデートの途中に、
“MCU firmware is outdated“
という表示がでるのですが、ここでもつまずく方が多いようです。
ちなみに、
outdate
は、【古い】とか【旧型】という意味です。
この場合は、【LedgerNanoS】本体の左上ボタンを押したままコードを引き抜き、5秒待ってから再度差し込んでボタンを押したまま待てばアップデートが進んでいきます。
この動画(1:46〜2:12の間)をご覧になればやり方がかりますので、参考にどうぞ。
同じような文言ですが、対処方法は違いますので、
“MCU firmware is not genuine”
と表示された場合は、正規日本代理店の【株式会社Earth Ship】が正式な対応方法を紹介しているので、参考にしてみて下さい。
リカバリーフレーズは重要
なにはともあれ、24個のリカバリーフレーズは非常に重要です。
まったく仮想通貨が入っていないのであれば、まったくもって問題はありませんが【LedgerNanoS】を持ってる意味がありませんよね(笑)。
初期設定を済ませた【LedgerNanoS】のアドレスに仮想通貨を送金して保管するわけなので、きちんと最初のリカバリーフレーズを書いたリカバリーシートは保存しておきましょう。
LedgerNanoSには保存されていない?!
勘違いしている方がたくさんいるのですが【LedgerNanoS】の中に多額の仮想通貨が保存されているわけではありません。
実は、インターネット上のブロックチェーンにあなたが保有する仮想通貨の情報が保存されています。
ブロックチェーンに記録された仮想通貨を取り出すための秘密鍵が【LedgerNanoS】ということなんです。
秘密鍵である【LedgerNanoS】を使って、ブロックチェーン上に保存された仮想通貨を送金することができるわけです。
そして、リカバリーフレーズは、秘密鍵の合鍵を作るためのマスターキーのようなものです。
もし、リカバリーフレーズが他の人に知られてしまえば、あなたが知らない間に秘密鍵の合鍵(別の【LedgerNanoS】)を作られて、勝手に仮想通貨を送金されてしまうということです。
なので、リカバリーフレーズは、誰にも見られない安全なところに保管しておく必要があるわけですね!