ハードフォークっておいしいの?
ハードフォークは食べる道具のフォークではありませんし、落ちるボールのフォークとも関係ありません。
そんなのわかってるよ!
ってお叱りの声が聞こえてきそうなので、まじめにハードフォークを解説します。
ハードフォークとは
ブロックチェーンの中に規定されている検証過程を緩和することによって発生するブロックチェーンの分岐のことです。
?????
ですよね。
そもそもブロックチェーンって何なんだ?って方はこちらのエントリーをまず読んでみて下さい。
で、ハードフォークとは何か?
を極力かんたんに説明すると、
仮想通貨のルールを変更して、新しいルールにすること
新しいルールを適用すると、それまでの古いルールとの互換性がなくなります。
極端な例でたとえると、
足だけを使ってプレーしていたサッカーにかわって、「手を使ってもいい」という新しいルールを適用するみたいな感じ。
新しいスポーツができちゃうわけですね。
なぜそんなことをするかというと、仮想通貨(例えばビットコイン)の取引量が増えきて、どんどんと取引のスピートが低下してくるから。
この問題を解決しようとするのが「ハードフォーク」で、新しいルールに準拠した新しい仮想通貨を作るということになります。
つまりハードフォークを行うということは、古い仮想通貨を捨てて新しい仮想通貨を生み出すということなんです。
しかし、捨てられたはずの古い仮想通貨も既存のルール上で生き残っていくことになります。
さっきのサッカーのたとえでいうと、手を使えるサッカーという新しいスポーツを作っても、もとのサッカーはなくならないみたいな感じかな。
ある意味、ハードフォークって、新しいルール派と古いルール派がシェアの奪い合いで対立になるんです。
ソフトフォーク
ハードフォークが対立的な意味合いを持つのに対して、現状のルールを残したままルールを改善する方法がソフトフォークです。
サッカーで例えると、40分ハーフの試合を45分ハーフにしますみたいなもの。
ちょっと違う気がしないでもないけど、専門家じゃないのでゆるして下さい(汗)。
つまり、基本的なことは変わらないけど、より使い勝手が良くなるルールに変更して、今までの仮想通貨をそのまま使えるようにする方法です。
この方法であれば、従来のままの機能をアップデートして使えるようになります。
ただ、それでは本質的な問題を解決できないと考える人もいるわけです。
代表的なハードフォーク
ということで、実施された代表的なハードフォークが、2017年8月1日にビットコインに対して行われたもので、このハードフォークによって、ビットコインキャッシュが誕生しました。
このハードフォークが実施された背景には、ビットコインの利用者が急激に増加したことによって、ブロックチェーンの1ブロックの容量を増やさないといけないんじゃないかという意見が出てきたんですね。
そこで、分裂を避けようとするソフトフォーク派と新しいルールを作って別のコインを生み出すハードフォーク派で意見が分かれてしまい、結局賛同者が多かったハードフォークを実施することになったわけです。
なので、新しく生み出されたビットコインキャッシュは、ビットコインに対する敵対的な立場であるといえるんです。
そうして、生まれたのがビットコインキャッシュで、誕生してすぐのビットコインキャッシュは、マイナー(発掘する人)が少なかったため、送金に6時間もかかり、すぐに消えてしまうのではないかという意見もあったくらいです。
しかし、今ではビットコインの送金づまりにかかる回避先として徐々に利用者も増えています。
ということで
ということで、ハードフォークとは
仮想通貨のルールを変更して、新しいルールにすること
ということを覚えておけば、とりあえずは初心者脱出です(笑)
ホントはもっと詳しく解説しないといけないんだろうとおもいますが、専門的になればなるほどわけがわからなくなるので、この程度の理解で十分なんです。
車の運転をするために、エンジンがどう動いているのか、中のコンピューターがどんな制御をしているのか知らなくても運転できますよね。
アクセルとブレーキを間違えず、ハンドルを切ることができれば大丈夫です。
同じように、必要最小限の知識でも、仮想通貨の取引をすることはできます。
ただ、より詳しく知りたい方のためには、こちらの本をおすすめします。
これを読んで、仮想通貨のことを深く理解しすれば、どのコインがどんなテクノロジーを利用しているのか理解でき、仮想通貨への投資がどんどん楽しくなってくること間違いなしです。
とはいえ、仮想通貨の取引はあくまで自己責任で、余剰金のそのまた余剰金でやるようにしましょう!
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