【ビル・ゲイツの予言】銀行がなくなる?!
引用元: Futurism
最近2度寝どころか、3度寝してしまうマグナム(@kasoson1)です。
暖かくなってきたら、布団からは出やすいはずなんですが、ついつい目をつぶると落ちてしまいます
以前から気になっていたビルゲイツの予言について少し取り上げてみようと思います。
ビル・ゲイツの予言とは
ビル・ゲイツの予言で有名なのは、「今後の13年以内に起きる7つの未来予言」でしょう。
Bill Gates Has Seven Predictions for the Future
ビル・ゲイツは1999年にも驚くほど的中している15の予言も残しています。
Bill Gates made these 15 predictions in 1999 — it’s scary how accurate he was
このような予言をしているビル・ゲイツが1994年に「将来、銀行は必要なくなるだろう」と言っていたんですね。
3 Reasons Why Banks Need to Read The Gates Letter 2015
23年前に、仮想通貨の登場で今ささやかれている銀行のあり方について指摘していたなんてすごすぎじゃないですか。

ほんますごいやんけ!ビル・ゲイツ!
さすがオレがめ~つけてただけあるやっちゃな〜!

ワルサー突然でてくるね!
ま〜目をつけてたかどうかはおいといて、この時代のITリーダーであるジョブズやゲイツはすごい先見性をもっていたことは間違いないね。
で、今回ちょっと気になったので、銀行について考えてみました。
銀行のはじまり
とりあえず、世界のことはおいといて、日本の銀行のはじまりは、江戸時代の【両替商】が銀行に近い商売です。
大名や商人を相手にして、金・銀・銭という3種類のお金を両替したり、お金を預かったり貸したり、手形を発行したりして手数料ビジネスをしていました。
つまるところ、お金持ちを相手にした商売ですね。
この頃から、お金持ちは現金ではなくて、手形を発行してその手形で支払いを行う習慣ができていました。
いまでいうところの、小切手って感じかな。
お金が集まってくるから、ボロ儲けしていたんでしょうね。
ってやつかな(笑)
その後、時代はすすみ、日本に本格的な銀行ができたのは、明治維新以降に誕生した【第一国立銀行】と言われています。
明治維新が1860年頃なので、銀行が登場して150年程度しか経っていないんですね。
また、国の銀行である【日本銀行】が設立されたのが1882年で、【日本銀行】は、銀行の銀行として、銀行から預金を預かったり、日銀券(紙幣)を発行したり処分したりして、流通量の調整を行っています。
日本の紙幣である日銀券を発行できるのはもちろん【日本銀行】だけです。
どの時代も、国がお金の価値を補償して、国の銀行がお金の流通量をコントロールしているわけですね。
銀行ってなに?
銀行は、個人や企業から集めた預金で、企業や個人にお金を貸して、利息を得ることや、より利回りのいい株や債権に投資することで、利益を上げる一つの企業です。
ここでいう銀行は日本銀行以外の銀行のことで、個人や企業のお金の管理という点から、いまは人々の生活に無くてはならない存在になっています。
銀行は国民のお金を管理しているのですが、銀行が倒産しないとも限りません。
なので、国民の預金を守るための【預金者保護法】という法律があります。
以前は【預金者保護法】によって、全ての銀行が【預金保険機構】に加入して、もし銀行が破綻した時には、銀行預金の払い戻し不足分はそこからまかなえるような制度になっていたんですね。
しかし【預金保険機構】の財源的な問題などもあって、ペイオフが実施されて、銀行が倒産した時に補償される金額は一人1,000万円が上限になってしまいました。
たくさんお金を預けている人は、きちんとした対策が必要になってざわざわしてたわけですね〜この頃。
ペイオフについては、こちらの三菱UFJ信託銀行の【ペイオフって何?】を参考にして下さい。
そんなたくさんのお金が集まる銀行も、今は日本銀行のマイナス金利によって、企業などにどんどんお金を貸さざるを得なくなる状態になっています。
一般の銀行が日本銀行にお金を預けてるだけで手数料とられるんだから、企業や個人にお金を貸して金利を得たほうがいいですよね。
マイナス金利については、こちらのサイトがわかりやすく説明してくれています。
お金は活用してこそ価値を生み出すことができるってことですね。
銀行がなくなるとどうなるの?
なぜ、ビル・ゲイツが「銀行がなくなる」といったのでしょうか?
正確には
「銀行機能は必要だが、銀行は必要なくなる」
(Banking is essential, Banks are not.)
と言っています。
この発言を解釈すると、銀行で現金を引出し、買い物に現金を支払うというスタイルから、インターネットの発達によって、全てオンラインで給与を受け取り、オンラインで支払いができるスタイルになるよということ。
つまり、ネット上で全てが完結し、現金を使う必要がなくなるということです。
今もうすでにそんな世の中になっていますよね。
実際、中国では、ほぼ現金を扱うことはないというし、デンマークではすでに造幣局を閉鎖して、紙幣の造幣を廃止し、2030年から決済に紙幣や硬貨が使えなくなることが決定しています。
引用元: BusinessInsider
この流れが進んでいけば、銀行は不要になっていくのかもしれません。
ビットコインは、自分のウォレットを持っていれば、ビットコインの受け取りや支払いができます。
ビットコイン銀行はないわけです。
銀行の代わりに全ての取引が書き込まれたブロックチェーン台帳がネットワーク上に存在し、自分の保有しているビットコインは【秘密鍵】を使うことで取り出せる仕組みです。
もし、この仕組みが法定通貨で活用されるようになれば、銀行が不要になるわけですね。
銀行がなくなれば、資産の管理は個人で行わなければならないことになり、自分で資産を守るしかなくなります。
当然のように、資産管理を代行するサービスが生れてきて、その役目を銀行が担うのかもしれません。
結局、銀行はなくなる?
個人的に銀行というシステムはなくならないと考えています。
ものを効率よく交換するためにお金が誕生し、持ち歩きがしやすいように貨幣から、紙幣に変化し、それがデータに置き換わってきました。
貨幣や紙幣は実際に存在する”もの”であって、個人で管理するよりも専門に管理してくれる銀行が必要だったわけです。
現在、個人が持っているお金は、ほぼデータとして保管されているわけですが、そのデータを銀行が管理している状態です。
銀行がなくなるということは、このデータを個人が管理するということなので、富裕層は誰かに管理を任せたいはずです。
そこに銀行の役割が生れてくるんだと思うんですよね。
現状の現金を出し入れするという銀行の役割は必要なくなるわけですが、考えれば、新たな銀行の存在意義が出てくるのではないでしょうか?
それに、ブロックチェーンの技術革新によって、中央集権から非中央集権になっていくとしても、中央集権に守られたい?守ってもらいたい?人がいるのも事実です。
いろんな人がいて、いろんな考え方があってあたりまえ。
個人的には、ある意味これが分散化された適切な世の中の状態なんじゃないかと思うんですよね。
答えはあってないようなものなので、どれが正解というわけではないのだから。
ということで
銀行がなくなるというのは、ビル・ゲイツ本人が言っているわけですが、会って本人に聴かないとそれがどのようなニュアンスが含まれた発言なのか確かめようがありません。
それに、ほんとにビル・ゲイツ本人の言葉なのか、ほんとのところはどうなのかわかりません。
(多分本人の言葉だとは思いますが。。。)
例えば、アメリカのラッパー、50セント(歌手)が自己破産したということがニュースになっていましたが、ちょっと前に、報酬をビットコインで受け取っていたので、ビットコインの高騰で億り人になっていたというニュースが流れていました。
米ラッパーの50セント ビットコインで億り人は嘘だった 破産手続で判明
米著名ラッパー50セントがビットコイン「がちホ」で約7億円の含み益
ビットコインで億り人になっていたのが本当なら、自己破産なんてありえない話で、本人によると、たしかにビットコインで報酬を受け取ったけど、すぐに換金していたそう。
ニュースになって、自分のことが取り上げられたときに、プラスな情報であれば、その話にのるし、わざわざ否定する必要もないわけです。
なので、世の中に流れている情報の真偽はほんとにわからないものです。

これまた恐ろしいこっちゃな〜!
世の中ネットに流れてる情報なんて信用でけへんな〜!

そうだね、信用できるかどうかを自分で判断できるようにならないといろいろと騙されちゃうからね。
仮想通貨の話に当てはめるなら、ICOに参加する場合は、そのプロダクトが信用できるものなのか、価値のあるものなのかきちんと判断できる力が必要だね。
ネットに流れる有象無象の情報から、必要な正しい情報を得るのはなかなか難しいのが現実です。
特に、芸能関係などは、週刊誌がアクセスを集めるためだけにでっち上げた話なんかもあるし、ホラー映像なんかも編集されたものがほとんど。
金融関係の情報だって、表に出てくるものはほぼ【ポジショントーク】といえるでしょう。
このような状況であることを理解した上で、しっかりと自分で判断できるようにならないと、ある意味、騙そうとしている人たちにとっては【ねぎしょったカモ】としか見られないわけです。
ICOのホワイトペーパー然り、2次情報、3次情報を真に受けている限りは、大きな見返りを受けられないばかりか、騙されてしまいかねません。
1次情報の価値を知って、より信頼性のある情報を手に入れるようにしましょう!